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Renzo Piano設計のFondation Beyelerにて,Jean Michel Basquiat展.

バイエラー財団自体は2度目.バーゼル近郊の美しい美術館です.
緑に囲まれた中に,そっと立ち,建築として激しい主張をする訳ではなく,
それでも壁の質感や,屋根の光の通し方に,細やかな息遣いを感じることができます.
流石レンゾ・ピアノ,といったところでしょうか.
BernにPaul Klee Museumがあり,
これも行ってみると配置がよく考えられていて悪くない美術館ですが,
やはりガルバリウム鋼板仕上げが気になってしまうので,
Fondation Beyelerの方がより完成度が高いように思います.



バスキアの生きたのは1960-1988ということで,今年は生後50周年であるようです.
最初に彼の名前を見たのはどこかで見つけたポストカードの彼の写真でした.
なにしろ顔がかっこいい.80年代のNYのイメージそのもの.しかも名前もかっこいい.
落書きから始まった彼の作品も,見ると元気になります.
若さとか反骨精神とかアヴァンギャルドとか,そういう力強さ.


正直,Fondation Beyelerで見るよりも,
工場跡地のような煉瓦のあらわしになったようなアートギャラリーで観たい.
やはり,これはNYの風なのであって,成熟をよしとするヨーロッパの風土には馴染まない気がします.
それでも,バスキアを評価するだけの懐の深さがあることが,ヨーロッパの強みだな,とも思います.



同行した方が,こんなのただの子供の落書きじゃないか,と言っていて,反論もできない訳ですが,
私個人は,モネが好き,という人よりも,バスキアが好き,という人の方がずっと好きです.

年齢を重ねてきた所為か,最近では成熟ということの意味を感じるようになってきましたし,
ヨーロッパの成熟度に惹かれる点も多いのですが,
バスキアが好き,という感受性も持ち続けていたいものだと思います.





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