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RC構造の片持ち床の,詳細な変形計算の仕方について,社内発表を行いました.直前の打合せで色々変更せざるを得ない部分があり,準備が不十分だったのが悔やまれます.
次は,もう少し準備して,よりわかりやすく.





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プロジェクタを買ってみました.今までテレビのない生活をしてきたので,大きな画面は新鮮です.少しファンの音と,再生の音質は少し気になるけれど.

最初に映してみたのは,Wim Wenders の "Pina" でした.昔,映画館で3Dで観て,先日ROSASの公演を観た後に衝動買いしたDVDです.

まだ大学生だった頃,ピナ・バウシュはまだ生きていて,大学では彼女に関する授業もありました.でも,コンテンポラリーダンスを観たこともなかった私は全然興味が無くて.私が踊るということに興味を持ったのは,田中泯さんがきっかけだったかもしれません.

ピナ・バウシュの革新性は,バレエと演劇を融合して,タンツ・テアターという概念を確立したことだそうです.コンテンポラリー・ダンスの流れを体感していないので,その新しさについてはよくわからないけれど,彼女の表現する,愛の虚しさや不安,季節の喜びは,とても伝わってきます.
映画によれば,ピナはとてもしなやかで魅力的な人だったようです.


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ROSASのケエスマイケルはピナの後継と言われることもあるらしいけれど,全然違う印象がある.ピナ・バウシュが生の感情を表現しているのに対して,アンネ・ケエスマイケルは客観的な身体や生の動き,幾何学性,人生の俯瞰した際のモノ性を表現しているように思える.因みに田中泯のオドリには,自然の一部としての人間,生きるということの瞬間的なモノ性を感じる.

もっとほかの人の踊りも観てみたい.

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ダンスを観る時いつも思うのが,自分の身体を制御するということです.自分の身体は自分のものだけれど,意志で制御しきれない他者でもあり,制御するには膨大な鍛錬が必要です.
自由と,その背後にある意志の力と鍛錬.






数学者の岡潔役に佐々木蔵之介,その奥さんのみちさん役に天海祐希という配役で,テレビドラマが作られました.

テレビドラマに出てくる職業というと,警察(探偵),医者,弁護士・検察・裁判官,の近辺,というのが鉄板で,やはりそれぞれ人生の「ドラマチックな」事件の瞬間に関わる仕事だからだろうと思うのですが,それ以外の職業の人が出てくるドラマも見たいですよね.ドラマというのは業界の関係ない人も見る訳で,ある職業がどういうものであるか,社会に知ってもらうよい機会だと思うのです.学者は多かれ少なかれ社会の合意の元に「すぐには役に立たないかもしれないもの(すみれはすみれ)」へ向かって試みる営為ですから,社会の合意を得ようとすることは,本質的な学者の営為ではなくても,誰かがやった方がいいこと,であり,テレビドラマにしてもらうというのはその一つのいい機会だと思うのです.

全ての数学者が,突然床に数式を書き出したりする訳ではないでしょう.しかしそれは多分,どの職業についても言えることで,建築家が出てくるドラマとして有名なのは,結婚できない男,でしょうが,すべての建築家があんな風に偏屈な訳がありません.ジョン・ナッシュをモデルにしたビューティフルマインドも同じような描写でした.

「育てた女房」というタイトルに反感を覚える向きもあるようですが,岡みちさんも,必要以上に苦労に耐えた,という側面よりは,自分で稼いで,フランス語を勉強して,自分で背筋を伸ばして生きていく女性,という感じが出ていて,好感が持てました.あの当時でしたら,今に比べれば男性に付いていく女性という生き方が一般的だったのは仕方ないことでしょう.
誰かの生き方をドラマとして表現しようとすれば,どうしてもわかりやすい「事件」から表現するか,本人に語らせるか,周りに語らせるか,しかなく,変人,を主人公として扱う場合には,周りの人間に語らせるしかない訳です.職業上の周りの人がいない場合には,家族を通して語るしかない.


岡潔のように生きることは,誰にでもできることではないでしょう.それでも,そういう人を許容できる社会を作っていきたいと思うのです.





設計契約に当たって,設計料の見積りを出します.計算の仕方は基準で決まっていて,建物の規模や構造種別・複雑さ,設計手順の複雑さ等のファクターを加味します.こういう書類は勿論きちんとした言葉で書かねばなりませんし,政治的なことも絡んできます.
今までは上司に書いてもらっていたのですが,今回初めて自分で書きました.自分のサイン付きで.ほんの数ページの書類ですが,なんだかとても嬉しいものです.

St. Gallenの大学のラーニングセンターのコンペ,担当していたのですが,残念ながら負けてしまいました.
勝ったのは藤本壮介さん.すごいですね!

大学からの発表のページ
ヴィジュアリゼーションをもう少し

面白そうな案で,出来上がりが楽しみです.

最終に残っていたのは,以下のチーム.

Grafton Architects, Dublin
Sou Fujimoto Architects, Tokio
Anne Lacaton & Jean Philippe Vassal Architectes, Paris
Peter Märkli, Zürich
Christ & Gantenbein, Basel
EM2N Architekten, Zürich
Made in, Genf und Zürich
Barao-Hutter GmbH, St.Gallen







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