忍者ブログ

<< 06  2025/07  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    08 >>

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

プロジェクタを買ってみました.今までテレビのない生活をしてきたので,大きな画面は新鮮です.少しファンの音と,再生の音質は少し気になるけれど.

最初に映してみたのは,Wim Wenders の "Pina" でした.昔,映画館で3Dで観て,先日ROSASの公演を観た後に衝動買いしたDVDです.

まだ大学生だった頃,ピナ・バウシュはまだ生きていて,大学では彼女に関する授業もありました.でも,コンテンポラリーダンスを観たこともなかった私は全然興味が無くて.私が踊るということに興味を持ったのは,田中泯さんがきっかけだったかもしれません.

ピナ・バウシュの革新性は,バレエと演劇を融合して,タンツ・テアターという概念を確立したことだそうです.コンテンポラリー・ダンスの流れを体感していないので,その新しさについてはよくわからないけれど,彼女の表現する,愛の虚しさや不安,季節の喜びは,とても伝わってきます.
映画によれば,ピナはとてもしなやかで魅力的な人だったようです.


----

ROSASのケエスマイケルはピナの後継と言われることもあるらしいけれど,全然違う印象がある.ピナ・バウシュが生の感情を表現しているのに対して,アンネ・ケエスマイケルは客観的な身体や生の動き,幾何学性,人生の俯瞰した際のモノ性を表現しているように思える.因みに田中泯のオドリには,自然の一部としての人間,生きるということの瞬間的なモノ性を感じる.

もっとほかの人の踊りも観てみたい.

----

ダンスを観る時いつも思うのが,自分の身体を制御するということです.自分の身体は自分のものだけれど,意志で制御しきれない他者でもあり,制御するには膨大な鍛錬が必要です.
自由と,その背後にある意志の力と鍛錬.






PR

 Post your Comment
Name
Title
E-mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 追記

松岡正剛さんのサイトに,ピナの舞台は「身体の会話」に近い,とあった.なるほど.

author 2018/02/26(Monday)03:52:46 Edit
 calender
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
 track back
 search in this blog
Script:Ninja Blog  Design by: タイムカプセル
忍者ブログ [PR]