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海外物件を扱う時に大切なのは,その地域の外力の情報です.
エンジニアは大抵なんらかの寸法感覚をもっているものですが,
外力の条件が大きく違うと,それが通用しないので注意が必要になります.

日本は地震力が大きい,というので有名ですが,
例えばアメリカ西部の断層の上ですと,もっと大きい場所もあります.
ヨーロッパは,アルプス以北やスペインは概ね地震力は小さく,
あまりクリティカルになることはありません.

ではどのくらい違うのでしょうか.

取敢えず,基準で定められている範囲で比較してみました.
ざっくりと,
 バーゼル(スイスの中では比較的想定される地震が大きいとされている)
 ソウル
 東京
を比較してみると,
ソウルはバーゼルよりも少し大きい,
東京は3倍程度,
ということのようです.多分.


各基準に定められた設計用の地震力は,
基準ごとに含まれている要素が違ったりしていて,なかなか容易に比較ずに面倒です.
そういう意味では,全世界同じ基準にしてしまえば楽なのになぁと思わざるを得ません.

そういう思想の元に EuroCode は作られていますが,
建設業界というのはなかなか保守的な分野で,浸透するのには時間がかかったようです.
因みに,スイスでは独自の SIA という基準で設計を行っており,
EuroCode は,どうせ似てるでしょ,という感じであまりみんな把握していないようです.



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