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前の会社の先輩と話していて,こちらにはあって日本にはない製品の話で盛り上がる.

日本とヨーロッパを比べると,衣食住のうち,日本は衣・食はかなりレベルが高いし,社会の関心も高い.しかし,こと住に関しては,日本は貧しいし,その貧しさにみんな気づいていない.毎日夕飯はサラミとチーズとパン,それが当り前.という話を聞いて,あり得ない,と思う日本人は多いのではないかと思うけれど,それと同じような感覚が,ヨーロッパの標準で日本の住居を見た時にある.

そもそも空間の質に対する拘り,住空間に払われる注意やお金が低い.例えば,建築家に頼むということに対して,でも高いんでしょ?というのが最初にくる感情で,そこで得られる自分のために計画された空間というものに対する関心が低い.そもそも,空間をコーディネートするという感覚が一般的に広まっていない.インテリア雑誌をうっとり眺めても,ついカワイイ雑貨を買って全体の配置を考えずに部屋にばらまいてしまう.或いは,クリーニングの人を雇うことも広まっていない.家の掃除「くらい」自分でやるべきと多くの人が思っている.
まあ,日本人は総じて深夜まで仕事していて家には寝に帰るだけ,なのだったら,そもそも家で過ごさないので興味も湧かないのかもしれない.

でも,そこにはのびしろがあるとも言える.素敵なお部屋に住むということが,手の届く,現実的なことだ,ということが,もっと普通になっていけばいい.

因みに,以上の特徴は,自分にもまったく当て嵌まる.自分はまったき日本人である.

建築を生業とする身としては,建築の性能を上げる余地があるなら挑戦したい.


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