忍者ブログ

<< 06  2025/07  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    08 >>

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

同僚の担当物件の配筋検査についていかせてもらいました.
やはり実際にものを見ると,理解がぐっと深まります.

打放し壁を多用した鉄筋コンクリート造の住宅です.
見学させてもらったのは,日本で言う2階床の配筋検査でした.
私の目的は,同じ職種とは言え,文化によって実際の仕事内容が異なるので,
構造設計者は現場で実際に何をするのかを学ぶことでした.

結論から言うと,することはほぼ同じ.
設計通りに配筋されているかを確認し,間違いがあったり足りないところがある場合は,修正を指示する.
日本と違っていた点(或いは以前の職場と,かもしれませんが)は,
まず,どの時点で現場に行くかを,設計者が判断しているということ.
勿論現場の場所にもよるのでしょうが,
床の配筋の場合は,下筋と上筋に分けて検査するようです.
下筋に問題があった場合,上が配筋されてしまっていると修正しにくいから.
こんなところにも丁寧さが顕れています.

他にも,コンクリートの中に仕込む断熱製品やその為の補強製品が色々あるのですが,
それを実際に見ることができて,興味深かったです.

あともう一つ違うのは,日本の場合,検査の回数が少ないのもあるのかもしれませんが,
指摘事項は現場の職員さんが書類にまとめて,
修正箇所を修正した後に写真をとって監理者に送り,確認をとった上で打設しますが,
スイスの場合は,実際に修正してもらうまでその場にいて,実際に目で確認するようです.

一点気になったのは,打設直前の型枠の上で作業員の方が喫煙していたこと.
水で散々清掃してはいましたが,わざわざその横で汚すことないだろうになあ,と思います.


因みに,打放し鉄筋コンクリートは,ドイツ語ではSichtbetonと言います.
英語に直訳すると,Visible Concreteです.





PR

 Post your Comment
Name
Title
E-mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 この記事へのトラックバック
Trackback URL
 calender
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
 track back
 search in this blog
Script:Ninja Blog  Design by: タイムカプセル
忍者ブログ [PR]