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マドリッドのバラハス空港(正確にはアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港)は
ターミナル4が2005年にリチャード・ロジャースによって設計されました.
ヒースローのターミナル5と同じ設計者です.

これを観るために,わざわざ遠出をしてきました.(私が使ったのはターミナル1でしたが.)



成田の残念さは言うまでもありませんが,
空港で残念なことの一つに,出発の空間は,しばしば大空間で構成され,
旅がこれから始まるわくわく感を演出しているのですが,
到着の空間は,そっけないものであることが多い,ということがあります.
基本的に,到着空間は滞在時間も短めですし,
垂直に出発動線と到着動線を分けようとすると,
どうしても出発動線を上に持ってきてしまうためです.
その結果,ゲートをくぐらないとその空間が味わえない,ということはしばしばあります.

ところがマドリッド=バラハス空港では,吹き抜けが多用され,
鉄道駅を降りた所から,出発空間を部分的に味わうことができるようになっています.
これは,なんだかとても嬉しい気持ちになりました.

空間構造自体は,2方向曲面を波のように連続させています.
鉄骨造で,仕上げは木材.
傑作!!というほどではないですが,とても気持ちのいい空間になっています.
もしかして,断面がMの字のように見えるのは,マドリッドのM,だったり...?



因みに,今回バルセロナのエル・プラット空港も使いました.
こちらは2009年オープン.設計はバルセロナ出身のリカルド・ボフィル氏.
正直ノーマークで,着いたら以前のくらーい空港ではなくなっていてわたわたしてしまいました.
明るく開放的で,到着の際にも免税店が利用できる,便利な空港.
ただ,所謂ガラス空間という感じで,色も白と水色.
あんなに素敵な空の青を持っている場所の空港なのだから,
もう少し癖があってもよかったのではないかしら,と思ったりもしました.



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