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国や文化によって職域は微妙にずれています.
以前記事にした,鉄筋図や型枠図を構造設計者の会社が描く,というのもその一例です.
日本では,工務店さんやゼネコンさんが,生産設計部門として施工図を全て描いてくれます.

耐火設計もその一つです.
日本だと(私の経験が不足している所為かもしれませんが)
構造設計者が耐火について頭を悩ましたり計算したりする,ということはないように思います.
鉄骨アラワシのようなことをすれば,
塗料について注意を促す(耐火ペイントにする必要があるので)
という程度のことはするにしても,それ以上はあまり考えなかったように思います.

しかし,こちらでは,構造物を耐火仕様にすることも,構造設計者の仕事の一つです.
時折,耐火要求から断面が決まってしまうこともあります.
仕様規定を満たしていれば簡単ですが,そうでない場合は,
相応の計算をして確認を行います.

今日はそういう作業の勉強中なのでした.



因みに,もう一つ,かなりの頻度で問題になるのが,断熱です.
こちらはエコロジー意識が高い所為か,全館暖房が基本なせいか,
熱橋(ヒートブリッジ)に対してとても敏感です.
比較すると,日本の断熱基準は,現状ではとてもとても甘いです.
そのお陰でエッジの鋭い建物なども実現できたりする訳ですが.

例えば,バルコニーが片持ちで出ている場合の処理の仕方など,
さまざまな工夫がなされています.
その話題は,機会があればいつか書くかもしれません.



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