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建築の設計をしていると,
あらゆる角度の中で,90度だけが特権的な位置を確立しているように思えます.
360度を割り切れる,というのは,平面を埋め尽くすという点で大事な要素ですが,
60度や120度,72度でもそれはいい訳です.

でも,90度が重用される.
それは,どうしてだろう.

90度の特異性は,水平・鉛直にあるということはあると思います.
力学的に,重力が「鉛直」方向に働いているので,
効率的に柱を立てようとすると,鉛直な柱に利点はあって,
床が水平(そうでないとモノが転がります)とすると,90度が表れてくる.
超高層などになれば,力学的により難易度が高いので,
より90度が表れやすくなります.

ただ,平面に関しては,本当は90度でなくてもいい筈.

「まっすぐな壁」に対する要請があるとして,
六角柱の空間が基本にならないのはどうしてだろう.
例えば蜂は六角柱の空間に暮らしている訳です.


図面を描く時,基本的にはみなXY直交座標でものを考えます.
そういうことが影響しているのだろうか.

実際,本棚の界壁が60度だったら,ちょっと使いづらい.
それは本が直方体だから.
冷蔵庫は案外いけるかな.
お風呂も大丈夫そう.


90度からの自由.




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