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グリム兄弟の童話です.
子供用の絵本からとっているので,簡単にしてあるのだとは思いますが,
同じ表現をなるべく繰り返さないようにと,色々な単語を遣ってあるので,勉強にはよい気がします.
絵もきれいですし.日常会話では使わない過去形ばかりで書かれているのが難点ではありますが.



当然,星の銀貨というタイトルと始まり方から,読む前に話を想像しました.色々あげちゃって,最後は死んでしまって,でもそれは直接的には表現されないで,天に召されて幸せになりました,というようなことを美化して描いてあるのだろうな,と.星の銀貨は雪のことで,マチルダは雪に埋もれて冷たくなってしまうけれど,よいことを沢山したので,死んでも幸せになりました,というようなことなのかな,とか.

読んでみて気になったのは,出会う人たちの図々しさです.それぞれ寒かったりおなかがすいていたりはするでしょうが,マチルダだって寒いしおなかがすいているでしょう.その彼女に,よくもまあ「ちょうだい」なんて言えるな,と.しかも人によっては感謝の気持ちすらありません.

でも,ふと,敢えてそのままに受け取ってみようという気になりました.

持っているものを,相手が感謝を期待せずに出し尽くすこと.
そして全てを出し切った時に,そこには星の銀貨が降るのだ,ということ.

そうであったらいいなと.




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