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前にも書いた気がしますが、スイスは国民皆兵制度を取っています。
スイス男性は基本的に全員一定期間軍隊に所属する必要があります。
9ヶ月間の最初の講習のあと、毎年数週間を何年か、
トータルで必要な期間に達するまで、所属することになります。

代わりに50%時間を増やして、社会福祉活動に切り替えることも可能です。
今年は、近くの席に座っている同僚は、社会福祉活動に切り替えて、
歴史的建造物の調査をしているのだそうです。


年配のスイス人には、まだ徴兵制度を維持すべきだ、という考えが根強いようですが、
私の身の回りにるスイス人の若者は、軍隊は好きじゃないと言います。

どうも、階級の上下関係によって、理不尽な命令を出され、
しばしば、寒い中でただ待っていなければならなかったり、
かと思うと3分で帰舎しなければならなかったり、
無駄に怒鳴られたり、
或いは同僚が怒鳴られているのを黙ってみていなければならなかったり、
そういうことが辛い、と言っていました。

そういうことを全員くぐってきているから、
スイスの人たちは概ね忍耐強いんでしょうか。


さらに。


同僚が軍隊に行って、本物の銃を持っている、というだけでも、
日本から来た私からすると、驚くべきことに思えます。

しかし、同僚の友人に、ロシア人の軍人さんがいて、
同僚(スイス人)と別の同僚の友達(ドイツ人)が、冗談で、
ひとを殺したことがある?と聞いたら、
そんな当たり前のことを何故聞くのか、と応えられたそうです。


そうですよね。
関係を数個辿っただけで、世界中の人と繋がるのだったら、
当然、人を殺したことがある人も、数個の関係の中にいてもおかしくありません。
というより、(私は尋ねたことがありませんが)
私の年代の祖父たちは、第二次世界大戦を潜ってきていて、
少なからず、人を殺したことがある人もいる筈です。


世界で起きている紛争の数々は、
決してそんなに遠い話じゃない。




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