ドイツに来て,これは日本にはない,すごい,と思ったものは,化学洗剤の豊富さです.
家をぴかぴかにするのが大好き,と言われているドイツ人ならでは,
多種多様な洗剤が発売されています.
ただ,汚れの種類別になっているので,正しい洗剤を選んで使わないと,全然効きません.
最初はどれがどれだかわからないので,試行錯誤を繰り返すことになります.
まず,洗濯用洗剤.
色ものと白ものに分けて高温(白は95度,色ものは60度くらい)で洗濯するのが基本です.
洋服の耐久性が低いこともありますが,洗濯の頻度は日本に比べると低く,
また,外干しして日光消毒することもないので,
その分,洗濯で十分に殺菌する必要があるのでしょう.
洗剤としては,安価な ja の製品を使っていますが,特に支障はありません.
ただ,日本人としては,頻繁に洗濯したい.
しかも家族が少なければ洗濯物がなかなか溜らない,
ということで,白ものに色移りしてしまうこともよくあるかと思います.
そんな時に欲しいのが,漂白剤です.
私が使ったことのあるのは
Ace
DanKlorix のHygiene-Reniger
Aceの方がパワーが弱いです.食器や白い壁についてしまったちょっとした染みにはこれで十分.
一方,DanKlorixはかなりパワフル.オススメです.
緑のボトルと青のボトルがありますが,私が使ったことがあるのは緑.
しっかり漂白してくれます.
それ以外に使ったことがあるものは,
Gallseife
これは先端がブラシのようになっていて,
油もの,機会系の局所的な汚れにとてもよく効きます.
次に,掃除・洗い物系.
ガラスの掃除には,日本のものと同じようなスプレータイプのものが売られています.
風呂の一般的な掃除には,やはり酢酸系のものがよく売られているようです.
通常の掃除にはこれらで十分なのではないでしょうか.
それ以外に,配管の詰りには,これらを使ったことがあります.
domol の rohrfrei pulver
rorax の rohrfrei power gel
所謂,蛋白質(髪の毛など)を溶かす系の薬品で,前者が粉なのに対して,後者はジェルです.
配管は見えないのですっきり感は特別はありませんが,どちらも十分水は流れるようになります.
ドイツの水はカルキが多く,ガラスや水道管などに水あとがついてしまいます.
これを日常的に取るには,AntiKalk, gegen Kalk とある洗剤が有効です.
水道管などはぴかぴかになります.
私が使ったことがあるのは,
ja の Bad Reiniger
Henkel の Bref Power
特にjaの製品は人工的な臭いはきついですが,効き目は同じくらいかなと.
どちらも十分にきれいになります.
また,トイレ用洗剤で使ったことがあるのは
domol の WC Reiniger
日常的な汚れであれば,十分にきれいになります.
しかし,積年の汚れはこれらでもなかなか難しいです.
そんな時に出会ったのが,
HARPIC Power Plus Max
これは,トイレ用の洗剤ですが,かなり強力.
わが家では,水にカルキが含まれるのに加えて,建物自体が古く,水にかなり錆が入っています.
その為入居した時点から既にトイレにカルキ+錆と思われる茶色い汚れが便器にこびりついていたのですが,
これを使ってたわしでこすったところ,きれいさっぱり!
調子にのって,風呂桶と鏡に,前に住んでいた人の頃からついていた水あとがあったのですが,
試しに HARPIC で掃除してみたら,きれいさっぱりなくなりました!
長いこと,これは掃除してもとれないのだ,と諦めていただけに,喜びもひとしおです.
混ぜると危険,とか,これには使えない,などもありますので,ご参考までに.
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