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Mと長々と話す.どうでもいい,大事なことたち.
昔話.Kさんとのやりとりとか.
岩に上って海を指揮する彼女.父親に走り寄って飛びつく幼い頃の彼女.
Mの記憶はどれも,映画のワンシーンのように美しい.
彼女が,彼女の望むように,これからも生きていけたらいいと思う.

少し前の夜電波を聴く.ジャズアティテュード.好み.
Riff Cohen, Tony Allen, Hiatus Kaiyote.

『螺旋・生・時間』を読もうとするが,なかなか入り込めない.
本を読む時に,かける音楽.
結局今日は,無音がいいのかもしれない.

そう言えば,今年の研修旅行はベルリンだそうだ.愉しみ.

コンペ参加の話が来る.やれたらいいけれど.



ある種の焦燥感.



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リズムを作って投稿しようとするがなかなか難しい.
一年が始まったと思ったら,締切り続き.
さらに文書作成の仕事が加わる.

一緒に仕事しているEが真面目で助かる.すっかり信頼してしまう.

新しくOgさんとコンペができそう.とても嬉しい.

子供に対する,生まれてきてくれてありがとう,という気持ち.

美しい装丁の本が郵便で届く.

Mが少しハイで心配.

料理をどう取り入れるか考える.




なんとなくブログ気分になり,もう少し更新するようにしてみようかと思う.
って,ペルー旅行記も途中で放ってあるのだけど.

年末年始は日本に帰るのが恒例になっている.

祖母の不在の存在.

今年のお正月は,家族全員で仲良くインフルエンザに罹り,
大晦日の紅白歌合戦を放り出して車を飛ばして緊急外来を訪れることになる始末.
タミフルではなくイナビルという吸引式の薬に変わっていた.
私は保険が効かないので合計3万円程かかる.イタイ.

自分や相手のインフルエンザの所為で,いつものNGやMR,N先生に会えず.残念.
初めましてのKJさんにもちゃんとお会いできなかった.

色んな人と話した.
六本木.下北沢.本郷.代々木.沖縄料理.GA.ピットイン.囲炉裏.小田原.池袋.駒込.カンボジア.青山.新宿の居酒屋.墓地.蕎麦.葛飾.赤坂.干物.青山.ペルー.

キゴコロの知れた旧い友達に会うのは,しみじみといいものだ.
一年のマイルストーンのように.

爆音のシュトックハウゼン.そこに含まれる,怒り.

小田原から見る海.
冬至の最初の光.マッシブなガラスと,透明すぎるガラス.

区切りごとにしっかりとまとめ上げること.その真摯さ.
楽しそうな師.
いつも飄々としてシニカルなのに,珍しくぴりぴりしていたM.
子育てと受験戦争.人生のフェイズ.自分の生きなかった,生きるかもしれなかった道.
10年ぶりに会って,とても変わっていた(本当によかった),記憶力のいい彼女.
悔しくて一人で橋の上でビールを飲んでいたというS.
小さい頃,音の反響を聞いて遊んでいた記憶のある同級生TS.飛行機写真.やさしいということの多様性.

日本の墓地は,墓石を低くして区画制度をやめたら,もっと明るいイメージになりそうだ.
死んでもなお,上から区切られた住所に入れられている.
一つの墓石に住む死者の数が多い.集合住宅.

締めは原宿のペルー料理.東京で食べるペルー料理もまた美味しい.
HZがアンデススカートで現れる.ペルーではあんなにテンションが上がらないと言い張っていたので笑う.


トウキョウのどこを歩いても,彫りが深く感じられ,妙に沁みる.恋愛のような感傷.


日本に着いた初日に行った安藤忠雄展でSに遭遇し,
帰りの飛行機はYとたまたま一緒だった.

帰ると隣の部屋がYOGA部屋になっていた.




現在NYのメトロポリタン美術館で,川久保怜の展覧会が開かれています.

朝日新聞の記事

彼女は今74歳.
何度か道で見かけたのはもう15年程も前だから,彼女が60歳くらいだった頃.
いつもとても怖い顔をして,すごいオーラでした.

展覧会に関連したインタビューや記事の中から印象的だった言葉を.

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「私は常に怒っています。ドレス・ミーツ・ボディは怒りによって生まれたコレクションです。特定の何かに対する怒りというのではありません。より抽象的かつ公平さを欠いた世の中や世界の矛盾に向けられた怒りでした。」

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「ファッションデザイナーはアーティストではありません。ファッションはクリエーションではあるけれども、常にビジネスと関係がある。一口で言えば、自分にとってファッションはビジネス。もちろんアーティストも作品を売らないといけないですが、私の仕事は新しいものを作ってビジネスにのせることです。」





今年はよく仕事しているな,と思っていたのも束の間,生活ががががと崩れてしまった.
今日からは建て直し.


ヨーロッパでの仕事のよい点は,がががと崩れてしまっても,それだけではだめになってはしまわない,ということだろう.人は様々な意味で失敗するものだ,というのが織り込まれていて,そこからまた歩き直すことがある程度許されている.

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と書いてから,言葉を見失ってしまって,1週間くらい過ぎた.まだ建て直しはできていないまま,もう目前に短期旅行が迫っている.その準備の締切りは今日のお昼.

兎に角締切りに追われている.がそれは仕事量の所為というよりも,常に一人で走り続けていることができなくて,時間ばかりを浪費してしまうからなんだろう.区切りをどうつけていいのか,よくわかっていない.多分どこかで区切り無く生きたいと願う部分があるんだと思う.

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人前で何かを話すことにはもう随分慣れていなくて,こういうのは兎に角場数なのだとわかってはいても,やっぱり少し緊張する.どんなに短い時間であっても,自分は何を伝えたいのか,それを掴んでから話したい.話す内容を考えていると,自分がぼんやりと感じていることの中で伝えられる形にできるものが如何に部分的でしかないか,ということを再認識する.1のことを伝えるには,10のことを持っていないとならない.

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Hiromiのライブに行った.よかった.今回は Stanley Clarke とのデュオ.
前回観た時にはソロで,それはそれで素晴らしかったのだけれど,半端無い緊張感があって,それがデュオになると肩の力が抜けて楽しい雰囲気がより前面に出ていた.誰かがいる,ということはそういうことなのかもしれない.

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話を戻す.いつも目の前にあるものは壁のように見えたりして,後から振り返った時に,憶えていることでストーリーが紡がれていく.それは,ある種の創作作業でもある.

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多分,何をしても,まっさらになったりはしなくて,寧ろまっさらになるよりも,いい風合いを出せるようにする方がずっといい.
まっさらにならない,ということは,不可逆的にいつまでも持っている,ということで,しかも持っているものは基本的には単調増加していく.
年をとって,年をとった何かや誰かに出会うということは,その何かを持ったそのままのものや人に,何かを持ったままの自分が出会うということだ.それは同じものにまっさらの自分が出会うのとは,多分違う.

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外用の顔を作ろうとすると,他人と引き比べてつい背伸びしようとしたり,何か抽出されたものを出そうとしたりして,それはそれで大事なことだと思う.
が一方で,そこだけを繰り返していくと,ある時,少しずつ大きくなっていった薄い外側の殻がふっと音も立てずに崩れるような,そんな風に,崩れてしまうように思う.
薄い外側の殻を内側から支えるのは,例えば食事を作ったり,部屋に観葉植物を置いたり,部屋を掃除したり,もしかしたら運動したり,そんなような「生活」なのだろうという予感はあって,そこを埋める努力を始めては挫折する,ということを繰り返してはいる訳だけれど.
そんなことは多分,他の人の方がずっと実感を持ってよくわかっているんだろうと思う.それをわからない,ということが少し好きだったりすることが,理解の一番の障壁になっている.

今の自分には仕事があって,お金にも幸い今のところはひどく困ってはいないし,健康面にも大きな問題がない.人間関係のしがらみも他人に比べれば比較的薄い(自分の今までの中で一番薄いという訳ではなくて,これはこれで気楽だ).だから,つい,「生活」が「仕事」に限りなく侵食されがちで,そんなことが気になるんだろう.自分が他の状況にいたら,或いは他の人間だったら,生きることの別の様相が気になったりするのかもしれない.それ程普遍性があることでもないのかもしれない.

でもまあ,こういうことを考えて思うのは,誰かに何かを話すことができる機会があるならば(ここもその一つでもあります),結局は自分の伝えたい核に自分の視線を集中したい,ということだ.



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