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自宅隔離4日目.相変わらず体調に変わりはなく,熱も平熱.
週末にも保険局から何度か連絡があり,毎日体調確認の連絡もある模様.お疲れ様です.今やっている検査結果によっては渡航禁止が解除されるかも,という話も一瞬あったのですが,事務所から2,3人目の感染者が出て,希望はあえなく潰えました.仕方がありません.

さて,旅行のキャンセル作業が手間です.
フライト,ホテル,ツアーの予約を入れていたのですが,色々な予約サイトを使っていて.今回は
 booking.com, hotels.com, edreams, agoda
を使っていたのですが,どこの会社も直接の連絡先がサイトに載っていないのですね.当局からの要請なので,普通はキャンセル料のリファンドがある筈,と保険局からは聞いていたので,コンタクトを取ろうとしても,まずどこから連絡していいのか不明.今回はair franceを利用する予定だったのですが,air france は旅行代理店に聞けと言うし,旅行代理店(予約サイト)は連絡先がわからないし,というのでなかなか困りました.結局,facebookのメッセージ機能から連絡するしかありませんでした.

上記の中では,hotels.com(返事が来るまでは多少待つが,少なくとも繋がった後は普通に話ができる)が一番対応がよく,次がeDreams(たらいまわしが少しある.結局1時間近く海外電話をかけさせられました.途中の待ち時間も結構長い.),最悪はbooking.com(そもそも対応連絡先を閉じていて,開いた後も対応する気ゼロ.)です.agoda はコンタクトを取ったのが遅かったのでまだ連絡待ち.

そして現在のところリファンドは一切効かないようで....このまま行くと25万円以上の損失です.
コロナを感染させないことの重要性は重々理解しますけど,個人にこんな不平等な負担をかけていい理由はあるのかな.当局が負担してくれてもいいんではないかな.運のよしあしと言ってしまえばそれまでかもしれませんが.


土曜日の体温:36.30/36.40
日曜日の体温:36.50/36.40
月曜日の体温:36.10/35.99


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新型コロナウィルスが世界を席巻し始めています.

スイスでは25日に最初の感染が発覚し,3日後の28日には1000人以上のイベントの禁止を政府が決定しました.現在感染者は15人です.かなり迅速な対応だと思いますが,勿論これまでの世界での拡がり方を見て準備してきた結果でしょう.
バーゼルでは来週月曜日から一年の最大のお祭り,ファスナハトが予定されていましたが中止.これは第二次世界大戦以来だそうです.

さて,27日にバーゼルでも二人の感染が確認されたのですが,その内の一人はなんと同僚でした.
彼は先週末に彼女とミラノに行って感染し,月曜日から水曜日まで事務所で仕事をした後,木曜日に検査して夜に感染が発覚しました.
その日の内に会社から,バーゼルオフィスの全社員に対して,金曜日は会社に出社しないようにとのお達しがありました.金曜日には保険局に社員のリストを送信し,保険局から個々人に電話連絡.月曜日から水曜日に出社した全社員は2週間の自宅隔離となりました.私個人は彼とはほぼ全く接触がなかったのですが,ドアノブやキッチンの問題もあるし,問答無用で自宅隔離です.

個人的に来週から休暇を取って海外旅行に行く予定だったのですが,渡航禁止.というか,自宅から出ることが禁止になってしまいました.本当に残念ですが,仕方ありません.

 家から出ないこと,買い物なども他者に頼んでドア越しに渡すこと.
 体温を毎日2度測定すること.
 手洗いを徹底する事(20秒以上).
 体調の異変を感じたらすぐに連絡すること.

等を指示されました.

日本の会社で,感染者が出たら迅速に関係者全員に2週間隔離させる,というのは,かなり難しいのではとも思います.スイスの対応の厳格さは,すごいなと思いました.

個人的に,阪神大震災も東日本大震災もその他社会的な大きな事件は直接的には巻き込まれずに生きてきたので,こういう経験は初めてで新鮮です.旅行に行けなくなったのは心底残念ですが,この状況を如何によい方向に転換できるか,この時間に何をするか,工夫しようと思います.
あと,この状況で,買い物など他の人に頼まざるを得ないのですが,何人もの友人が,何かあったら言ってね,と言ってくれて,本当に泣きそうに嬉しい.Mzさん, Nrさん, Ax,Gyくん,Sacさん,ありがとうございます.涙
日本の友人も,色々話を聞いてくれて,ありがとう,ほんと.


本日の体温:36.7度

友人が親切にもやり取りに付合ってくれる.でも,「かわいい下着で「らしさ」を出すことから始めたら?」と言われて,伝わらないなあ,と悲しくなる.彼女が冗談で紛らせてくれようとしている意図はよく伝わっているんだけど,そういう問題じゃない.

私は「女らしく」なりたいんじゃない.「女(男)らしさ」がある,という社会に蔓延する思い込み,そのリフレクションで,自分が傷ついてしまうだけだ.彼ら・彼女らに悪意はなくて,自分たちの思い込みが誰かを傷つけている可能性に,気が付いていないだけなんだというのはよくわかっている.だからこそ,誰も責めることができない.わかって欲しいと伝えることしかできない.そしてそれはなかなか伝わらない.

あなたは優秀だから女らしくなくてもいいんですよ,と分断される.そうじゃない.優秀でも優秀じゃなくても,そんなことに関係なく,女らしくなんかなくっていい.無条件に.というより,「女らしさ」「男らしさ」なんて殆ど社会が作り上げてきた幻影にすぎないと思う.いつか,昔の人はそういうことに拘ってたんだって,と天動説みたいな遺物になるといいと思う.


社会の思い込みなんて無視すればいい,というのはその通り.常にその努力はしているし,昔よりは随分楽になった.結局は,自分は,女や男であるより前に自分である,というだけなんだということ.
でもいつもそんなに器用にはなれる訳じゃない.諦めなくちゃいけないことだってある.社会からの抑圧をいつもはねのけるエネルギーを,いつもかけなくちゃならないということ.CPUの無駄遣い.



彼女は「持ったものを賢く把握して利用してれば生きやすい」と言う.そうなんだろうなあ.それができるなら.





自分では当り前と思っていることも,周りを見渡すとそうでもない,ということはそこそこあるだろう.それでも自分は間違っていない,と思うことも.

私にとって,男らしさ・女らしさを仮定しない,ということはその内の一つだ.
自分の周りには自分に女らしさを押付けてくる人は殆どいなかった.中学・高校は女子高だし,その後の人生でも女性らしさを求められる経験は殆どなかったと思う.それでも,或いはそれ故,女らしさ,という概念がとても苦手だ.

自分の場合,多分特異的なまでに,現実の中で誰かが性別らしさを押付けてくることは殆どない.時々,女性だから得することもあるし,女性だから損することもある.その事実自体に文句を言うつもりもない.女の形をしているだけでそういう風に扱いたくなってしまう人がいる,ということを変えることに労力を費やしたいと思う程,損ばかりしているとも思わない.

ただ厄介なのは,自分の中に内在する声だ.「お前は女として失格なのではないか」

それは,社会の無言の雰囲気の中で生まれたものが内在化されたもの.あからさまな女性差別,女性優遇よりも,そういう雰囲気を作り出す言説には,アレルギー的に反発したくなる.例えば,
「女だもん,お洒落を楽しまなくちゃ」
「女だもん,甘いものが好き」
「男性化している女性は見ていて痛々しい」
そういう言葉は,女を貶めている意図は全然ないのはわかるけれど,「女らしく」あれない人にとっては,お前は女として失格だ,という呪いに響くのだ.

 女はお料理ができる
 女はきれい好き
 女はマルチタスクが得意
 女はお洒落や美容が好き
 女はかわいいものが好き
 女は言語能力が得意で論理的思考が苦手
 女は感情的
 女らしい和やかな振舞い
 女らしい言葉遣い
 女らしい心遣い

感情的,以外に当てはまるものがないような自分は,女からつまはじきにされたように感じてしまう.でも男にもなれない.人間として宙ぶらりんに感じてしまう.
私から見ると男女区別派の友人がいる.彼女は女性は女性らしく振舞った方がいいという言葉を,多分無意識に言う.奇しくも彼女は「自分は「「女性」実績に自信がある」と言っていた.私にはそんな自信は微塵もない.

多分,子供を生んでいればそれだけで,女としてはアガリと思えるのだろう.男には絶対にできないことを成遂げたのだから.でもその免罪符がない状態で,どうやって自分を女と認められるんだろう.

本当は多分,自分は女であると規定する必要なんてないのだ.自分は女であるより前に自分で,子供さえ生まないのなら,女を欲する異性の同意を得たいと思わないなら,女になる必要なんてどこにもない.男性が男になる必要がどこにもないのと同じように.
子供を生んだら女という種別.子供ができたら親という種別.それ以外には要らないじゃないかと思う.

それでもそんな風には割り切れなくて,自分の内側にも,かわいいと思われたい,だとか,自分の性別らしいことは素敵なことなんじゃないか,とか,そういう社会の雰囲気が内在化した声はある.それを助長するような,「女らしさ」を語る言説は,男女どちらからでも,悪い意図が一切なくても,呪いとなって蓄積してしまう.そういう内側からの縛りが,息苦しい.

そんな勝手な息苦しさは自分の中で処理するのがいいんだろう.
でも,こういう息苦しさを感じる人が少しでも減ったらいいなとも思うから,そういう言説を見かけた時は,言葉にして反発する.


自分に女の子が生まれたとして,どうやって育てようか.
お料理や家事を一通りできるようにして,私のような「女らしさ」の呪いから来る生きづらさを感じないようにしてあげるのがいいのか.
でも,そうじゃないよね.本当は「男らしさ」も「女らしさ」もくだらない.そんなことは糞くらえだ.
自分の力で生きていけるだけの生命力と生活能力を,性別に関わらず伝えてあげる.それだけが大事な筈.




今年の仕事もあと1週間.
皆様よりは長めに休暇を取るので,休暇期間中の同僚への「宿題」を作り溜めるのにせっせと働いております.我ながらくそ真面目にきっちり準備.

年を経る毎に一年が早くなって行くというのは実感していますが,一つには最終の一年のこれまでの人生における割合が減って行くことと,もう一つには体力が落ちて一年に出来ることが減って行くことが原因なのではと思います.

今年は去年までに比べて,穏やかに仕事ができた一年だったなあ.それ自体がいいか悪いかはさておき.大学に行ったのは面白かったし,許可がおりたのもよかった.映画を観始められたのもよかった.そうだ,今年は本も書いたんだ.

来年はもう少しプライベートの時間を充実させて,勉強したいな.

自分の仕事が好きだし向いていると思う.自分の仕事をどのように好きで,どのようにやっていくのか.

取敢えずは仕事納めに向けて後ひとはしり.


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