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今回は現場に関係する色々な人について.


日本ではゼネコンさんが一括で契約を纏め,施工図を描き,現場の管理もしてくれますが,
こちらでは,設計者(監理者)が施工図を描き,直接業者とやり取りすることになります.
RC造の場合には,構造設計者が描くのは,型枠図と鉄筋図です.
更に,それに付随する製品の発注リストを作るのも,
施工段階での構造設計者の仕事です.


現場では実際に我々(所内のドラフトマン)が描いた図面を見ながら,
みなさんが工事を進めていきます.


バーゼルはドイツ語圏のスイスですが,
現場で実際に働いている鉄筋工や型枠工,打設工は,
スペインやイタリアからの出稼ぎの方が多いです.
ですので,飛び交う言葉はスペイン語やイタリア語.
ドイツ語を理解しない人も沢山います.

その人たちを束ねるのが,Polierと呼ばれる人.
多言語を操って,実際の現場の指示を丁々発止で出します.

Baumeisterという人と同じ会社の人ですが,
Baumeisterは,鉄筋や接合製品の発注,管理,交渉などをするのが主な役目のようです.


彼らはコンクリート工事に関する諸々を全て請け負っています.


それ以外に,躯体工事中に現場によくいる人に,Bauleiterという人もいます.
この人は,躯体工事に限らず全ての工事の工程管理やコスト管理をしています.

Bauleiterと同じ会社の人で,Projektleiterという人もいます.
この人はどうも,設計チーム及び施主とのコーディネートを担当しているようです.


文化が違うと,仕事の分担の仕方も違ってきます.
そういうことも毎日勉強です.




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