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建築家の事務所に打合せに行くことは結構あります.
そう言えば,ヨーロッパに来て初めて打合せに参加させてもらえた時は嬉しかったなあ.
残念ながらそのプロジェクトは止まってしまいましたが.

事務所ごとに打合せのスタイルは違います.

また,定例のようなもので,様々な業種の人が集まるため,
自分に関係のない話題の時はひたすら待たなければならない
非効率的な会議も結構あります.


今日は某事務所に打合せに行ったのですが,
複数プロジェクトがあったため,計4時間半.
今回は建築家と自分たちと別業種おひとりだけだったので,
結構密な打合せがぶっ通しでありました.

ここの事務所は,
基本的に立って壁に貼ってある図面を見ながら話をするスタイルで,
これがなんとも非効率的なのです.
何かスケッチしたくても,壁に描くので適当な絵しか描けないし,
壁なので,何をスケッチしているのか見える人も少ない.
普段所員さんが使っている机はありますが,
大抵ものが乗っているので,
机でスケッチしようとすると,何かをどかしながら描かなければならない.

さらに,何を打ち合わせるのかの準備が十全になされていないことがとても多い.
質問があるなら,リストアップして事前に送ってもらえれば,
調べて回答を準備して持って行けるのに,
突然聞かれても,持ち帰ります,としか答えられません.

さらに,立ち話で,時々あちこちで話が同時発生したりするので,
話が散漫になってしまってまとまらないことが起こったり.

さらに,打合せでメモをとる人がいません.(立っているし.)

さらに,何時間も立ったり座ったりしながら打合せているのに,
コーヒーの一杯も出てこないのは,かなり珍しいです.
最後の方はくたびれてしまって頭もまわらず,
なんでもどうでもいいような気になってしまいます.
これもまた,打合せを非効率的にするひとつ.


勿論人にもプロジェクトにも依るのでしょうが,
例えば今日は,同じ質問を10回目くらいに聞かれたのと,
こちらの再三の忠告にも関わらず建築家サイドで決めたことを,
すっかり忘れていて,あっさり元に戻されたので
流石にあきれ顔になってしまいました.

こういうことは,打合せでの真剣味が足りないから起こるのだと思うのです.
話されたことをお互いに真剣に受け止めて,しっかり考えて,決断していけば,
自分が考えたことは覚えているものでしょうし,
忙しすぎて自分が覚えていられない自覚があるなら,
別のスタッフに流れを確認するようにして頂きたい.

そうでないと,思考が積み上がっていかずに,
同じレベルの検討をぐるぐると続けているだけになってしまいます.

そういうことを繰り返されると,
こちらとしても相手の言葉を真剣に受け止めなくなります.
どうせ,また変えるんでしょ,検討は適当でいいや,と思いますし
現実的に相手の振り幅に毎回真剣に付き合う程のフィーをこちらは貰っていないので
こちらの事情からしても,疎かに聞かざるを得なくなってしまいます.


私の経験から得た現段階での推奨.
打合せの前には,相手と何を話すかの準備をきちんとしましょう.
資料は相手に渡す分を用意しましょう.
一つのテーブルを囲んで座って,じっくりと一つずつ話しましょう.
長い打合せになってきたら,別のスタッフがコーヒーを淹れる位の配慮はしましょう.
(そういう配慮ができない人がいい設計者になんてなれる訳がないと思います.)
結局はいいアイディアが出る為には信頼関係が大切なので,
相手の言うことをお互いにしっかり受け止めましょう.

当たり前のように見えますが,そうでない事務所もあるので.
最近は慣れて来ましたが,それでも.



今日は疲れているので,少なからず愚痴気味ですね.





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