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東日本大震災から3年半以上経ちました.まだ,3年半,とも言えます.
今年は,岐阜県の御嶽山が噴火しました.
現在は台風が日本を襲っています.

つくづく,日本は自然災害の多い国だな,と思います.

どの災害の被害者の方にも,それぞれの人生があって,
どんな被害者も軽んじられるべきではないとは思いますが,
敢えて,ここでは死者(重軽傷者や行方不明者は除く)の人数を大まかに比較してみます.
#15889人と,一万六千人の間には111人もの差があるのであって,
#それは無視していい違いではない,というのもとてもよくわかるのですが,
#敢えて感覚を掴むために,大ざっぱに書きます.

参考までにWW2での死者も.


1923 関東大震災    約10万5千人
1945 第二次世界大戦  約290万人(大日本帝国のみ)
1960 チリ地震     約1800人
1964 新潟地震     26人
1995 阪神淡路大震災  約6500人
2004 新潟県中越地震  68人
2004 スマトラ島沖地震 約22万8千人
2008 四川大地震    約7万人
2011 東日本大震災   約1万6千人
2014 御嶽山噴火2014  55人


当然ですが,マグニチュードの大きさと被害の大きさは比例しません.
人が集まって住んでいる所の方が被害が大きくなりますし,
やはり日本はかなり地震対策を進めているので,
他の国に比べても被害の大きさが段違いであることがわかります.


それぞれの大きな地震で,それぞれの教訓を得て,改善してきました.
関東大震災での被害の多くは,火事によるものでした.
その為,建物の防火対策を進めました.

阪神淡路大震災での被害の多くは,既存不適格建物によるものでした.
その為,耐震改修制度を整備する方向で進んでいます.

東日本大震災は,
それ程人が密集している訳でもない(大都市に比べれば)場所が被災地でしたが,
この被害者の多さは,津波の被害によるものです.
津波に対しては,今まで,高台に逃げる,という対策をとっていましたが,
逃げきれない人もいるということ,帰ってしまった人がいたということ,
津波によって町が破壊された後にどうするのか,ということ,
などが新たなテーマとなったのではないかと思います.

もう一つテーマとなったのは,二次部材による被害です.
建物自体が壊れないで建っていても,
食器や本が飛んでくる,天井やガラスが落ちてくる,といった被害もあり得ます.




少しずつ,人類の知恵が自然とうまく生きていけるようになる.
そして,同時に,そういう知識を,他の国々の方にも知ってもらって,
世界全体で被害を減らしていく.
今,発展途上国などで大地震が起きて被害が沢山出てしまうのは,
人類の知恵が足りていないのではなく,人類の知恵がいきわたっていないから,でしょう.
そういうことが少しでも減って,それに日本での知恵も貢献できたらいいなあ,と思うのです.


そして,もう一つ.
自然災害の被害規模に比べて,戦争の被害規模はけた違いです.
折角地震の対策をして,被害を減らしても,戦争で死んじゃったりしたら,悔しいですね.



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