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スペイン旅行に行って,久し振りにサグラダファミリアに行きました.
前回行ったのはいつだったか忘れてしまいましたが,
2010年11月にバジリカが出来上がってから見たのは初めて.

以前は,確か,受難の門から入って,途中で空中を渡っていたような気がするのですが,
現在は,生誕の門側に入口があり,バジリカだけ見学することも可能.(15ユーロ)
その他に,オプションで塔に登ることも可能だが,
受難の門側か生誕の門側かどちらか一方のみ,(5ユーロ)
ということになっているようです.
因みに,観光的な情報としては,事前にどちらもネット予約をしておくことをお勧めします.



さて,石造から鉄筋コンクリート造に切り替え,
2026年のガウディ没後100年に合わせての完成を目指し急ピッチで作られているサグラダファミリア.

内部のバジリカは,今まで何度か建造中を見ていたものの
できた空間は他に類を見ないものでした.
造形もさることながら,その,ステンドグラスの効果があまりにも印象的で.
私見ですが,古いカテドラルの場合,大きなガラスが嵌められず,
小さなガラスの境界に比較的大きな部材が入ってしまう為,
影ができ,それ程明るくない,寧ろ暗い空間に一筋の光,という印象になるのに対し,
現在の技術だと,異なる色の間の境界が細く
(或いは一枚のガラスに色々な色が入っているのかもしれません)
バルセロナの光の強さの効果も相まって,
非常にカラフルで明るい光が空間を満たしているのです.



それはそれで素晴らしかった,のですが.

なんというか,以前の石造部分はグレーなのに対して,現在の部分はかなり白く,
完成に近づいてきたからかもしれませんが,わかりやすい空間になっていました.
それによって,
以前の把握不能な力強い生命力のようなものがどこか失われてしまったようで,
少し残念な気も.
そういう生命力の名残のようなものは,
建設途中で止まってしまったグエル教会で感じることはできます.


現在進行中で作られ続けている教会は稀で,
長い時間をかけて,多くの人に労力とお金をかけさせるだけの説得力があるということです.
なんとなく,出来上がってしまうのではなく,ずっと作り続けて欲しい,
とどこかで願ってしまったりもするのでした.



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