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今年前半はスイス基準では仕事をしすぎたということで,
もう少し仕事をコントロールして,なるべく勤務時間を短くすることを心がけています.

今日は18時に仕事をあがったので,家の近くの中古家具やを初めてぶらついてみました.
普段はもう少し遅くまで働くことが多く,疲れきっているか店が閉まっているか,のどちらかしかなかったのです.
そうしたら!とても気に入ったローテーブルを発見して心躍りました.
値段がついていなかったので,高いのかなあとおそるおそる尋ねたら,なんと2つセットで5フラン!即決です.

そんな訳で部屋の模様替えなどをしました.(早く帰るとこういうことが夜にできる訳ですね.)


最近,思っていたのは,
家での時間はほぼ全てインターネットに取られていて,それは生産的でないということ.

私は,文章を書くときに,
手で文字を書いていると,書く時間がかかり過ぎて思考が流れてしまって,
パソコンで書く方が楽なたちなのですが,
パソコンの前にいても,文章を書いたりするでもなく,
漫然と,それこそ昔のテレビが担っていた役割のように,ネットサーフィンしてしまう.
仕事の時間を減らしてプライベートの時間を増やすなら,
ちょっとそれは考えものだなあ,と思っていました.

今日,お気に入りのローテーブルを購入したのをきっかけに,
パソコンスペースとテーブルスペースを分離してみました.
これで,テーブルスペースでもう少し何か別のことをする気になる,かなあ.


まあ,うまくいかないかもしれませんが,ダメモトです.
今回は模様替えでしたが,大きく言えば建築の持つ人間の行動への影響力の実体験.
自分のなりゆきを観察してみたいと思います.



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ふと思い立って,友人たちが薦めていたこともあり,
コリン・ファース主演のThe King's Speechを映画館で観ました.

スイスで映画館に行くのは初めて.
指定席で17フランなので,日本と同程度の価格です.

ドイツでは映画は多くがドイツ語吹替えですが,
スイスでは英語の映画は英語で,ドイツ語とフランス語の両字幕でした.

驚いたのは,途中で休憩時間が入ること.
映画の途中で休憩が入る,というのは,日本の感覚では信じられない感じですが.

そんなことに驚きつつも,楽しく鑑賞いたしました.



内容の方は,
第二次世界大戦時のイギリス国王ジョージ6世が主人公.
国や王室たるものについて,真剣に考えている真面目なヨーク公.
幼い頃からの強い吃音症に悩まされていたにも関わらず,
予想外に国王にまでなってしまう.
国王として,演説は要の仕事であり,どもりは大問題.
それをなんとか克服しようとする,国王の裏側の顔の話.

努力に泣ける部分もありつつ,
巧妙な会話で笑わせる部分もあり.

現実に何かの問題を抱えている人であれば,
きっと勇気づけられるのではないかと思います.


それと,ウィットということ.
生きるのは簡単じゃないけど,それに目を背ける訳じゃなくて,
ウィットを挟みながら,やりくりしていく.
そういう大人のやり方.

日本人のやり方とは違うけれど,
それはそれで,素敵だな,と思います.


昨日はKlein Basel のVogel Gryff というお祭りでした.
Vogel Gryffという鳥と,Wald Mannという木を持った人と,Loewe(ライオン)が,
中世から続いている伝統的なダンスを踊って練り歩きます.
そこで小銭を集めて,孤児院に寄付するのだそうです.

小さなレストランを回ってやってきて,
人が多すぎもせず,ちょうどよい感じの盛り上がりを見せて,帰って行きました.


因みに,このVogel Gryff,どうもグリフォン(鷲の頭+ライオンの身体の幻想動物)と同じようです.
グリフォン自体は王家とか知識を象徴しているそうですが,
クラインバーゼルと関係があるのかは,まだよくわかりません.


どうも,ファスナハト(イースターの前のお祭り,断食の夜の意味)の始まりの意味合いもあるのだそうで,
街中でファスナハト仕様のバッヂを売り出し始めました.
金(45フラン)銀(15フラン)銅(8フラン)の3種類.

銅のものを買ってみましたよ.

1月6日は,東方3博士の日,3人の王様の日,です.
この日には特別に焼かれたパンを食べます.
これは山ごとにちぎって食べるのですが,
どこかに王様(と女王様)が入っていて,
それを引き当てた人が,その日は王様,だそうです.

会社でみんなで食べたのですが,
このような風習を知りませんから,がしがしとナイフで切ろうとして
同僚の方に,おいおい,と止められました.



因みに,ロシア正教ではこの日がクリスマスです.
ロシアではこれより前の40日間が断食週間で,
クリスマス以降はどんちゃん騒ぎだそうです.

ソビエト連邦時代には,こういった宗教的休日ではなく,
全てレーニンの誕生日,だったりしたそうです.
歴史というのは昔の話ではないのだなあ,と当たり前のことを再認識させられます.




もうすぐクリスマス休暇.
休暇に入る前に相手に結果を投げておきたい,ということもあって,
本日急に,明日までに準備する書類を言い渡されました.

ちょっと量が多かったので,定時には上がれそうもありませんでしたが,
別に日本人的には,明日の朝までに仕上げればいいんでしょ,余裕,
とか思いながら仕事をしていた訳です.

ところで,今日はもうすぐ退職する人のお別れ会も夕方にありました.
それは流石にお酒を飲む訳にはいかなかったので,ジュースで我慢.
早目に切り上げて,仕事に戻りました.


で,みなさん段々と帰って行って,一人で仕事モードだぜー,となってきた頃
残って飲んでいる同僚は2人になりました.
何やらしゃべりながらすごい勢いでビールを空けているのですが,
コートを着ては,タバコを吸いに外に出て
帰るのかと思いきや,またビールを空ける
を繰り返しています.

何気なく気にかけてくれているのです.

そうとなったら悠長にやっている訳にはいきません.
少し簡単めにして切り上げて,
もう殆ど終わり,となった頃,
まるでたまたまタイミングが合っただけだよ,というように,
じゃ,帰るねー,と帰って行きました.

夜中にひとりで仕事ではさびしかろう
と思ってくれたのではないでしょうか.
なんか,泣けてきます.

たまたまなのかもしれませんが,こういう配慮,チーム感は,
個人主義の徹底したドイツでは得られなかったものでした.


あぁ,ここに来てよかったなあ,と.


ま,単純にビールが飲みたかっただけ,かもしれませんけど,ね.


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