ちょっと気が向いたので、本日歯医者に行ってまいりました。
この歯医者さんは、去年の9月、以前治療した歯の詰め物が欠けて、自分ではそこを治療したことを憶えていなかった為、実の歯が欠けたととても焦って、同僚によい歯医者を教えてもらい、すぐに予約を入れてもらって行ってみた所です。実際かなり腕の良い歯医者さんのようで、本当によかった。ただし、簡単な治療だったようですが、1万円以上かかって、こんな所でもスイス価格。
で、本日。
最近時々上の奥歯が沁みるなあー、早い内に治しておいたほうがきっと楽なはず!と思い、ふらっと歯医者に行くことにしたのです。
流石高級?歯医者さん、しっかり顔も覚えていてくれて、日本の話なんかも振ってくれたりして、更に前回話したことまで憶えている。事前にカルテを見ていたのかもしれなくても、そういうことをメモしてあるなら、素晴らしいと思います。
まず、この前撮らなかったからレントゲン写真撮ろうか。それではっきり見えるから。とのこと。レントゲン写真なんて撮りたいに決まっているので、即OK。日本の歯科医で10年以上前にレントゲンを撮った時は、顔の周りをぐるっと回る式の機械だったのですが、今回は口の中にフィルムをセットし、左右に分けてピンポイントで撮るというものでした。この方が被爆量が少ないのだとか。技術の進歩、なのかな。
で、撮ってみた結果、私が痛みを感じていた場所の虫歯は写りませんでした。実際その虫歯はお医者さんでも見つけられない程経度のものだったようで、自分で尖った器具で、ここ、と指定して治療してもらいました。最近は布状のゴムを口に入れて治療するんですね。初めてだったので驚きました。でも麻酔をかけてもらったので、全然痛くない!!
そして、それとは別に、親知らずがかなり虫歯になっていることが判明。全然痛くなかったのだけれど、レントゲン撮ってよかった。噛みあわせの相手の親知らずは抜いてしまっているので、この歯は意味ないし、虫歯の治療もできないから、抜歯をオススメします、とのこと。同じことを前にも日本の歯医者さんに説明されたけど、入れ歯とかする時に使えるかもしれませんから、と取っておいたのです。でも虫歯になっちゃったんだったら仕方ない。急遽親知らずの抜歯も合わせて行うことに。根っこが写るようにレントゲンを撮り直して、あーこれなら5分で抜けるよ!とのこと。もう一度麻酔を外と内と両側に打ち、口開けてーと言われて、本当にあっという間に抜いていました。骨からばりばりという音が骨振動で聞えたのがちょっとリアル。
個人的なものかもしれませんが、抜いた歯とかってしみじみと見たくなりますよね。貰って帰って来ました。ちょっと前まで自分の一部で、もう随分長いことどこに行くにも一緒だった君、今日で突然さようなら。
この歯医者さんのよい所は、きちんとレントゲンを見せながら説明してくれること。あー虫歯はこういう風に写るのかーとか面白いですし、治療についても納得して挑めます。しかも、今回はほぼ全てドイツ語による説明でしたが、多分それなりに理解できていた筈。麻酔もきっちり打ってくれるので痛みもなく、歯医者の割には結構穏やかな気持ちで受診できました。
まだ麻酔が効いていますが、今後数日の痛みや腫れ、そして請求書がどうなりますことやら。
歯医者ドイツ語。
虫歯 die Karies
親知らず der Weisheitszahn
プラーク die Plaque
麻酔 die Anästhesie
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