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2016も始まりました.
仕事始めからまだ一週間なのですが,去年の続きで随分忙しいようです.

そんな中チームの一人がぎっくり腰に.
ドイツ語でぎっくり腰は,
der Hexenschuss
魔女の一撃,です.
こういう雰囲気のある言葉がもっとわかると,ドイツ語も馴染み易いのですが.

あ,因みに,水虫は,
der Fußpilz
足のきのこ,です.えーと...気持ち悪いですね.



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schlecht と schlimm はどちらも,悪い,という感じですが,違いがあるそうで.

schlecht は,潜在的によくなる可能性があるものが,悪い,という感じ.
schlimm は,基本的に悪いと決まっているもの(事故や怪我,病気,ミスなど)が,悪い,という感じ.

「そのご飯おいしい?」と聞かれて,「そこそこだね」と答える時,
"nicht schlecht" とは言えますが, "nicht schlimm" は使いません.
さらには,nicht schlecht はイントネーションによっては,「素晴らしい」の意味にもなります.

nicht schlimm は,
例えば,何かの間違いを見つけたが,運よく,大きな影響はない,
というような場合に使うそうです.


とても頻繁に nicht schlimm というのを聞くのですが,
自分自身は nicht schlecht とほぼ同義だと思って聞き,使っていました.
かなりよく使う言葉なので,ちょっとした衝撃でした.



ドイツ語で、簡単、というのは einfach と言いますが、
einfach は、英語で言う simple という意味にも使われます。

そもそも einfach は ein + fach で、
ひとつの区切りでできている、という感じで、
複雑でない、単純な、というような意味合いが元なのかな、と想像しますが、
現実には、単純であることと、簡単であることは、同じでないことも多い訳です。

というようなことをぱっと考えられるのも、
日本語では簡単という言葉と単純という言葉が分かれているからであって、
ドイツ語を母語とする人にとっては、
単純なものが簡単なもの、とデフォルトでは考えてしまうのだろうな、と思います。

そして、似たようなことは日本語にもあるのでしょうが、
例をひとつも思いつけない、ということが、
逆に如何に母語である日本語に私が縛られているか、という顕れでもあります。




同僚のドイツ人がタイに引っ越すということで,タイの紹介をしてくれました.

その時のタイトルが,
 Auf nach Thailand... das Abenteuer beginnt
でした.

auf ってなんだろうと思って聞いてみたのですが,
タイに行こう! というような意味合いだそうです.


因みに,das Abenteuer はアドベンチャーで冒険です.
辞書だと,das Wagnis という単語もありますが,
こちらは危険,リスクというような意味合いになります.
  Wagnis eingehen
で,危険を冒す,ということになります.



それにしても,タイの写真を見ていると,
熱帯モンスーン地帯なので,スイスとは風景が全然違います.


ふと思ったのですが,
仏教はどこか湿度と相性がいいのではないでしょうか.

暑くても,照りつける砂漠ではなく,蒸している,
寒くても,重たい雪が降る,
そういう気候に仏教は合っている気がします.

乾いた土地はやはり生きていくのが大変なので,
一神教(イスラム,ユダヤ,キリスト教等)が欲されたりするのではないでしょうか.





英語と日本語で,yes, noの答え方がたまに逆になるというのはよく知られていますが,
ドイツ語ではどうでしょうか.

英語と日本語で逆になり勝ちなのは,否定疑問文の時です.

  Don't you go home?
  家に帰らないの?

    Yes, I go.
    ううん,帰るよ.

日本語では,はっきりと,はい,いいえ,を言わないことも多いので,少し違和感もあります.
上記の例でも「うん,帰るよ」もあり得ると思いますし.

ではドイツ語ではどうでしょうか.

    Gehst du nicht nach Hause?
    Doch, ich gehe.

という感じで,doch という,ja でも nein でもない単語を使います.
フランス語でも,si という oui でも non でもない単語があるのと同じです.

では次の例ではどうでしょうか.

    Do you have nothing to say?
    Hast du nichts zu sagen?

例えば,何も言うことはありません,と言った人に聞き返して確認したりする文です.
これにはどう答えたらいいでしょうか.

言うことがある場合

   Ah yes, I have one thing.
   Ah doch, ich habe ein.

言うことがない場合が問題です.
英語でも yes なのか no なのか私にはよくわかりませんが,
ドイツ語の場合,母語の人に聞いてみたところ,ja でも nein でもあり得るとのこと.
ja の方がちょっといいかなー,程度の感じだそうです.

やはり言葉は話されるもので,クリスタルクリアな論理ばかりではありませんね.



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