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災難は,英語では disaster.
これは dis + aster で,aster は星のことなので,星が見えなくなること,が災難.


ドイツ語では,das Unglueck.
das Glueck のシンプルな反対語.
運がないこと.英語でいうUnluckのようなもの.
日本語の運,不運に近いイメージ.

或いは,die Katastrophe.
カタストロフ.英語でいう catastrophe.
これはギリシャ語の「反転」という意味合いから来ている言葉らしい.
日本語で言えば,全部がひっくり返る,天変地異,的なイメージ.
案外日常でもよく使われる言葉です.

因みに,幸運には das Geschick というのもあります.
これは ge + schick で,粋である状態の総体,といった感じ.



フランス語では
la me'saventure, l'accident, la malchance, le malheur
aventure はイベント,驚きの出来事.
面白いのは,運や出来事自体にはいい悪いの判断はあまり含まれていなくて,
悪い,という接頭辞で否定すること.


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発見するは
英語では,discover,フランス語では decouvrir
どちらも,覆いをはがす,というニュアンス.

それに対してドイツ語は eindecken で,
ein + decken (覆い) 覆いの中に入るニュアンスです.

発見する,という日本語は
見つけた瞬間の状態を表しています.


因みに,時々セットにして話される 発明する,という言葉.
日本語は,何かがぱっとわかるようになる,という
やはり発明した瞬間の状態を表しています.

英語やフランス語は invent, inventer
in + vent で,上に行く,というニュアンス.
自ら動いて獲得するイメージに近い気がします.

ドイツ語では erfinden
er + finden で,ぱっと見付ける,という感じ.
日本語に近い気がします.






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グリム兄弟の童話です.
子供用の絵本からとっているので,簡単にしてあるのだとは思いますが,
同じ表現をなるべく繰り返さないようにと,色々な単語を遣ってあるので,勉強にはよい気がします.
絵もきれいですし.日常会話では使わない過去形ばかりで書かれているのが難点ではありますが.



当然,星の銀貨というタイトルと始まり方から,読む前に話を想像しました.色々あげちゃって,最後は死んでしまって,でもそれは直接的には表現されないで,天に召されて幸せになりました,というようなことを美化して描いてあるのだろうな,と.星の銀貨は雪のことで,マチルダは雪に埋もれて冷たくなってしまうけれど,よいことを沢山したので,死んでも幸せになりました,というようなことなのかな,とか.

読んでみて気になったのは,出会う人たちの図々しさです.それぞれ寒かったりおなかがすいていたりはするでしょうが,マチルダだって寒いしおなかがすいているでしょう.その彼女に,よくもまあ「ちょうだい」なんて言えるな,と.しかも人によっては感謝の気持ちすらありません.

でも,ふと,敢えてそのままに受け取ってみようという気になりました.

持っているものを,相手が感謝を期待せずに出し尽くすこと.
そして全てを出し切った時に,そこには星の銀貨が降るのだ,ということ.

そうであったらいいなと.




Die Sterntaler 9

Und wie Mathilda so dastand, in der kalten Nacht, fielen unzaehlige Sterne vom Himmel, die sich sogleich in glaenzende Silbermuenzen verwandelten.  Und obgleich Mathilda erst gerade ihr letztes Hemd weggegeben hatte, trug sie jetzt ein neues Kleid aus feinstem Gewebe.
Gluecklich sammelte Mathilda die Silbermuenzen ein und steckte sie in die Taschen ihres Kleides.  Von dieser Nacht an musste sie nie mehr Not leiden.



Die Sterntaler 8

Sie lief weiter, in den Wald hinein.  Nach einer Weile sah sie deutlich ein Weg vor sich, der links und rechts von Gluehwuermchen beleuchtet wurde.  
Da kam ihr eine arme Familie entgegengelaufen.  Die Menschen sahen muede und erschoepft aus.  Die Mutter trug ein Baby in den Armen, und vor ihr ging ein aelteres Kind, das bloss mit einem Schultertuch bekleidet war.  >Ach bitte<, sagte das Kind zu Mathilda, >ich friere so, gib mir etwas, womit ich mich bedecken kann.<
Mathilda dachte sich: >Es ist dunkle Nacht, da sieht mich niemand, da kann ich wohl mein Hemdchen weggeben.<  Sie zog das Hemd aus und gab es dem Kind.  Jetzt hatte sie gar nichts mehr anzuziehen.



ドイツ語には以下の1~4までの格がありますが,勉強するうえで最後に出てくるのが2格,Genitiv です.
1. Nominativ  が
2. Genitiv    の
3. Dativ     に
4. Akkusativ  を
(ところでこの順番はどうやって決めたのでしょう...1, 4, 3, 2の順番で勉強するのですが...)

2格というのは,なんだかややこしいイメージ.
名詞に後ろからかかって修飾する用法はまあいいとして,時々述語的に用いられたりもします.

Ich bin der Meinung, dass...
Er kam des Weges.
など.
読めばなんとなくは意味がわかっても,まだ自分では使えません.







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